宇宙に憧れて

理系新大学生の成長期

浪人について

一浪した経験を書きます。

昨年(2015年)まで僕は医学部志望だったのですが、前期試験は僕の信じられないようなミスのせいで数学を受験できませんでした。

後期試験はセンターが出来ていたので余裕だと思い、面接と小論文に臨みましたが、こちらも不合格となり浪人生になりました。


浪人生になり最初にやったことは自分を見つめることでした。元々親が医師をしていたこともあり、医学には興味があり、研究医をしてみたいなと漠然と考えていましたが、迷いのない思いではありませんでした。

そこでまず他の世界を探検してみようと思い、様々な本を読み、1冊の本と出会いました。

『宇宙を目指して海を渡る』

http://store.toyokeizai.net/books/9784492223420/

この本は間違いなく僕の人生を変えた1冊です。この本はNASAJPL(Jet Propulsion Laboratory)で働く小野雅裕さんの半生記+アメリカの院(MITを中心に)の仕組みやJPLの構造などといった内容で何も知らなかった僕には衝撃の連続でした。

インスパイアされやすいので読後すぐにMITに行きたい!物理学や宇宙工学について学びたい!という思いで満たされ、英語の勉強を真面目に始めました。


その後彼女に振られ、父親とはケンカし、神経性頻尿というあまり理解してもらえない病気にかかり、精神的にボロボロになりながらも友人に支えられ1年を過ごしました。


この1年は本当につらく、厳しいものでしたが、これまでの人生で最も価値のある1年だったと思います。挫折を経験し、その中で自分より優れた友人に恵まれ、切磋琢磨し、成長することができ、また自分の本当にやりたいことを見つけることができました。バカなミスをした僕にこの1年を与えてくれた親、支えてくれた友人には深く感謝しています。


もし浪人を考えている人がいれば、僕は浪人することを勧めます。大学に合格するということ以上に大きな精神的な成長を得られるからです。ただ遊んでいる人もいるので、すべての人には当てはまりませんが、努力出来る人ならば問題ないです。

その時点で悔いのない選択をしてください。