宇宙に憧れて

理系新大学生の成長期

慶應理工 英語 2016

今年受験したので少し書きたいと思います。

時間に対して量が非常に少なく、よほど苦手でなければ時間内に終わらせることは余裕だと思います。
難しい単語がでることもありますが、周りの受験生も解けないので気にする必要はないです。
僕は85%でしたが、得意な人なら普通に9割超える問題だと思います。苦手な人は7割とれれば十分でしょう。
2016年は
1.長文
2.長文
3.会話文
4.文法
5.語形変換
6.単語補充
という構成でした。
半分くらいの時間で終わりましたが、やはりそこから点数を伸ばすことができず、微妙な結果になりました。
僕は2で結構点をおとしました。1,3,5が例年に比べてやさしかったように感じます。
1.長文
ファインマン物理学』で有名なファインマンさんのThe Character of Physical Lawからの出題でした。
たまたま多読で"Surely you're joking, Mr. Feynman!" を読んでいて、彼の文章は馴染みがあったのですごく嬉しかったです。笑
ということでここだけ内容の説明をしたいと思います。
ファインマン物理学』同様、彼は難しい内容を噛み砕いてわかりやすい文章に仕上げています。
この文章では閉じた系でのエネルギー保存則と分散を「雨でずぶ濡れの体をタオルでふく」という具体的な状況に当てはめて説明しています。

物理選択者は慣れ親しんでいるエネルギー保存則なのでこんな例を使わなくてもと思うかもしれませんが、実際はすごく捉えにくい概念だと思います。
そもそもエネルギー自体が抽象的なものであり、名前はよく聞くものの実態が見えないものです。
それをという具体的なものによって説明することで捉えやすくなっています。

雨で濡れた体のまま浴場に行き、タオルで体を拭くとします。その際、タオルはある程度濡れるとそれ以上水を拭き取ることはできなくなり、新しいタオルが必要になります。そして、タオルがすべて濡れきってしまうとそれ以上体を乾かすことができなくなります。この時、タオルの湿り気(水分量ではない)がすべて自分の体と一定になり、タオル→体と体→タオルとの水の移動量が一致するため、体を乾かすことができないということです。全体での水の量は終始一定(エネルギー保存)ですが、水はすべてのタオルと体に偏りなく分配される(エネルギーの分散)というわけです。

まあこの記事を読む方はほとんど解いた方だと思うので説明は不要だと思いますが、自分の練習も兼ねて書いてみました。

2.長文
動物の悲しみについての長文でした。
前半で動物が人の思う以上に悲しみを感じること、後半で動物の悲しみの進化論的な意味を説明しています。
長文自体はわかりやすい内容でしたが、設問の単語が難しく悩んだ末選択肢を変えて間違えました。しらなければしょうがないし、周りの受験生も知らないだろうと思い、あまり時間はかけませんでした。

3.会話文

おもてなしについての会話文でした。

ここは確実に取れる部分なので、少し時間をかけたと思います。

苦手な人はここで落とさないことを心がけるといいと思います。

4.文法

文法は苦手だったので、2問ほど確信がもてず1問間違えました。

5.語形変換

過去問をやると大抵パターンがあるのである程度は取れる問題です。1問間違えたので、何も言えませんが。笑

6.単語補充

これはなかなか思いつかないので、結構時間かけました。個人的にnavigateが思いついたのはすごく嬉しかったです。笑

わからない時はna, ni, nu, ne, no, nyのように書き並べてごちゃごちゃやってると閃くことがあります。過去問を解いてる時はよく3単元のsを忘れたりしたので、そこに注意してやりました。


合格すればいいので、英語で高得点を取る必要はありませんが、人並みに取れることは大事です。英語の勉強法は巷に溢れているので、試験で間違えた問題をよく振り返り、自分の欠点にあうよう自分で考えてやればどうにかなります。

以上です。